当院の眼科手術に対する姿勢
昨今の医学の進歩により、眼科における手術も目まぐるしい発展をとげました。例えば白内障手術に関して言えば、私が若手の駆け出しの頃は約6mmの切開創でしたが、現在では3分の1の約2mmの傷口で手術が可能となりました。
私はこれまでさまざまな関連病院で3000例以上の白内障手術、角膜移植術、前眼部手術を行ってきましたが、常に“自分の肉親を手術する”気持ちで緊張感をもって手術に臨んできました。
TVやマスコミで白内障手術が短時間で簡単にできると宣伝されていますが、目の中をさわる術者として、一度たりとも手術を容易にできると考えたことはありません。
当院では安易に手術をすすめることは絶対にありません。患者さまが日常生活に支障がでてきてはじめて手術に関して相談したいと考えております。
当院では、“眼科術者の心得7か条”をあげ、スタッフ全員が患者様に安心して手術をうけていただける環境を整えるよう最善を尽くします。
ときわ駅前なかむら眼科術者の心得7か条
- 患者さまが安心できる雰囲気づくりを心がけなければならない
- 術中は冷静かつ広い視野を持つことを常に心がけなければならない
- 術野は単なる目ではなく生身の患者さまがおられることを忘れてはならない
- 常に謙虚であらなければならない
- 常に患者さまから学ぶ気持ちを忘れてはならない
- 自分の余計なプライドにしがみついてはならない
- 最優先事項は手術時間ではなく、安全性の担保であることを忘れてはならない
日帰り白内障手術に関して
白内障の病態と手術方法を映像技術(CG)を駆使して院長が解説しております。